日本シガー協会とは
一般社団法人日本シガー協会設立の背景
たばこ関連の法律を遵守する誠実な店の相互保護、違法な闇葉巻店の業界からの排除
世界的な葉巻(シガー、法律用語では葉巻たばこ)の売上増加に伴い、国内でも葉巻販売店(葉巻たばこを取り扱うたばこ店やシガーバー)が増え、葉巻の認知も広まりつつあります。
しかしその一方で、提供側の知識不足や消費側の情報不足につけ込み、詐欺事件や副産物で作られるゆえの低品質で安価な葉巻(ハウスロール)を希少・高品質と謳い高値で卸売・小売する闇葉巻店、法律を無視する無免許店、偽葉巻(フェイクシガー)の販売などが急激に増加しました。
こういったことは今まで海外のみでの問題でしたが、残念ながら現在では国内でも堂々と活動していることが確認できます。
法律を遵守する誠実な葉巻販売店が消費者から正しく評価されず、悪質店がSNSや動画配信サービスを駆使したポジショントークで誤った知識・情報を拡散する行為が常態化しました。
新規参入する葉巻販売店や葉巻に関心を持った新たな消費者がそれによって歪められた知識・情報が正しいと錯誤し、違反・不法であるとは知らず一部ではそれが一般化し、知らないうちに被害が拡大するという悪循環が起きています。
このままでは文化・生業としての葉巻業界の発展はおろか、ただでさえ厳しいたばこ関連分野である当業界を取り巻く目は非難を増し、規制を強化する法律の改正へのカウンターは説得力を失い、衰退していくことは免れ得ないでしょう。
当協会は「改正健康増進法や受動喫煙防止条例等の施行を踏まえ、これらの法律や条例等の認知と順守を正しく進め、広く飲食業界へ浸透させ喫煙目的施設等及びたばこ類販売業等並び飲食業店舗等での新たな喫煙文化の創造を目指し啓蒙し、且つ非喫煙者と喫煙者双方に対し、適法にして心身への合理性を以った区別(棲み分け)の研究を行い、その成果を普及・推進させる事」を目的として、JT(日本たばこ産業)の賛同を得て設立されました。
前段の新たな問題を解決するために、中立な第三者が誠実・公正な葉巻販売店を審査・認定し、正しい知識・情報を提供し、認定証を付与するという制度を新たな目的として盛り込みました。有識者と葉巻業界関係者の方々の賛同を頂き、この制度を運用する事業体として当協会は一般社団法人日本シガー協会に改組しました。
当協会の活動により、誠実・公正な葉巻販売店が増え、消費者が正しい選択ができる後押しを行うことで利益を保護し、業界への信頼感を取り戻すとともに、すべての関係者の啓発と行政との信頼関係の構築、ひいては葉巻文化の醸成に少しでも貢献できればと考えております。
当協会は、非喫煙者への最大限の配慮を主旨としています。
当協会の事業内容
当協会の事業内容は以下の通りです。
- 誠実・公正な葉巻販売店の認定制度の構築・運用
- 認定証の発行・管理
- 正しい知識・情報を踏まえた消費者への啓発活動
- 会員向けに世界公式の葉巻における教則の提供や情報提供、セミナー等の実施
- 会員の意見収集およびそれを踏まえた関連法に関する政府への提言
- 違反・不法対策を行う他団体との交流・意見交換
- 喫煙目的施設等の届出の斡旋・紹介・サポート等
- その他当法人の目的を達成するために必要とする事業
役員
会長 |
五十嵐 達哉 |
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副会長 |
中村 誠一 |
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